明らかな抗がん作用を獲得したフアイアは健康食品なのか

新見正則医院が扱っているフアイアは世界初の明らかな抗がんエビデンスを獲得した生薬です。1980年代に中国ではウイルス性肝炎から肝硬変、そして肝臓がんを発症して亡くなる患者さんに溢れていました。今から40年近く昔で、中国は発展途上の国で西洋医学が全国民には行き渡っていませんでした。そんな時に昔の知恵である生薬や漢方薬で肝臓がんを克服しようと必死に努力したのです。そしてエンジュの老木に生えるキノコのひとつでがんが消えるとの報告が相次ぎ、国を上げて研究開発し、そうやって誕生した現代のフアイアは1993年には中国で抗がん新薬として認可されています。

僕は1998年に移植免疫学の大学院博士課程の勉強で5年間過ごしたオックスフォード大学から帰国しました。そして、まずセカンドオピニオン外来を大学病院では日本初となる保険適用で行い、日本中から患者さんが殺到し、メディアにも多数取り上げられました。そこで解ったことは、9割近い患者さんは西洋医学的に正しい治療をされていながら、十分な満足が得られていないという実情でした。そこで、漢方薬に興味を持ったのです。理由はひとつで日本では148種類の漢方エキス製剤が保険適用されていたからです。保険適用されるには通常はランダム化された大規模臨床試験が必須ですが、漢方は歴史的に使用されている(効いているかは不明)という事実から超法規的に保険適用されています。最初は直感で胡散臭いと思いましたが、保険適用されているならまず使ってみようと割り切って、僕の漢方人生が始まりました。そして漢方薬の実臨床での有用性に気が付き、西洋医が簡単に漢方を処方できるよう方をモダン・カンポウと称して、フローチャート的に漢方を処方する書籍を数十冊今日までに上梓しました。

漢方薬は生薬の足し算の叡智です。生薬は自然界に存在し薬効を有する物質で、多成分系の薬剤になります。そんな生薬を足し合わせることによって、効果を増し、副作用を減らし、新しい作用を作り出した歴史の結晶が漢方薬です。

生薬は自然界のものであるために、食品とも通じます。本邦では漢方薬の構成要素である生薬に、「もっぱら医薬品」と「もっぱら食品」があります。これは行政上の分類です。そしてフアイアはなんと世界初の明らかな抗がんエビデンスを獲得しましたが、行政上の分類は食品で、健康食品として輸入されています。

漢方薬や生薬としてもフアイアは世界初の明らかな抗がんエビデンスを獲得したものですが、健康食品やサプリメントの領域を含めても、世界初の明らかな抗がんエビデンス獲得したものになります。

行政上の分類は健康食品ですので、極めて安全ということです。そしてそんな安全な生薬フアイアが1000例規模のランダム化された大規模臨床試験を、生存率をエンドポイントにして勝ち抜いたという今までの常識からはあり得ないことが起こったのです。しかし、エビデンスは嘘をつきません。米国臨床腫瘍学会のエビデンスピラミッドでも最上位のエビデンスを獲得したフアイアはますますがん領域でお役にたつのです。そんなフアイアの啓発普及のために2020年に新見正則医院を開院しました。

内部リンク(当サイト内でご参考になる記事)

まずフアイアを試したいときには
がんの例え話「雑草と土壌」
がんの例え話「雑草と土壌」2
がんの例え話「雑草と土壌」3
がんの例え話「雑草と土壌」4

執筆者略歴 新見正則

新見正則医院院長。1985年慶應義塾大学医学部卒業。98年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得 (Doctor of Philosophy)。外科医 x サイエンティスト x 漢方医としてレアな存在で活躍中。2020年まで帝京大学医学部博士課程指導教授 (外科学、移植免疫学、東洋医学)。2013年イグノーベル医学賞受賞 (脳と免疫)。現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。漢方JP主催者。

新見正則の生き方論は以下の書籍も参考にしてください。
しあわせの見つけ方 予測不能な時代を生きる愛しき娘に贈る書簡32通(新興医学出版社)
新見正則オフィシャルサイトはこちら

 

PAGE TOP