抗がん作用を獲得したフアイアのエビデンスについて

フアイアは世界初の明らかな抗がんエビデンスを獲得した生薬です。明らかな抗がんエビデンスと言える根拠は1000例規模の肝臓がん手術後の患者さんの生存率をエンドポイントにしてランダム化された大規模臨床試験を勝ち抜いたからです。

フアイアは生薬です。生薬の多くは植物で、動物、鉱物もあります。自然界に存在するもので、薬効を有するものが生薬と称されます。体に有益な薬効もあれば、体に害になる(毒になる)薬効もあります。生薬が自然界に存在するものであるゆえに、生薬は多成分系です。いろいろな成分が含まれています。ですからフアイアに関しては多数の作用機序が報告されています。マウスなどの動物実験や培養細胞を用いたシャーレの実験から得られた科学的エビデンスも含まれます。

ところが、どの作用機序が実臨床で働いているかは実は判然としないのです。医学論文サイトであるPubMedの検索欄に「huaier」と入力すると多数の(20237月の時点では136)の英文論文が提示されます。日本語の解説をご希望の場合は、2019年に日本癌治療学会で講演を行ったときの配付資料に多数の作用機序が載っていますので、ご参照ください。

マウスなどの動物や培養細胞などを用いたシャーレの実験は、サイエンティスト的立場からは非常に興味があるのですが、実臨床で大切なことは、実際の患者さんで効いたという報告です。それも一流英文雑誌に載った論文が必須なのです。フアイアが世界初の抗がんエビデンスを獲得したと公に語れる根拠になる論文はこれです。

そして、乳がんや大腸がん、胃がん、肺がん、子宮がんなどでも現在、臨床研究が進行中です。臨床研究はあらかじめ登録しないと一流英文誌には採択されません。フアイアの臨床研究はアメリカの大規模臨床研究登録サイトであるClinical Trials.govhuaier」と入力すると20237月の時点では21件を確認できます。

皆さんが治療の選択に悩まれているときには、そして特に保険適用となっていない治療に興味があるときには、是非ともPubMedClinical Trials.govにてエビデンスの発表済みまたは進行中の臨床試験を参照して下さい。また、保険適用となっていない治療を勧める医師やクリニックには、その治療の大規模臨床試験の結果や進行中のものを確認してください。残念ながら多くの自費診療の治療では、大規模臨床試験でまったく結果が確認されていないものや、そもそもまったく確認の努力をしていない治療を勧めるところもあります。

正確な情報を収集して、そしてその治療の説明をしっかりとしてもらって、後悔しない治療法の組合せを選ぶことが大切です。セカンドオピニオンをお求めのときは新見正則医院もご利用下さい。十分に時間をかけてご説明します。そして、意志決定は患者さんそれぞれが行うことです。

内部リンク(当サイト内でご参考になる記事)

まずフアイアを試したいときには
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がんの例え話「雑草と土壌」2
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執筆者略歴 新見正則

新見正則医院院長。1985年慶應義塾大学医学部卒業。98年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得 (Doctor of Philosophy)。外科医 x サイエンティスト x 漢方医としてレアな存在で活躍中。2020年まで帝京大学医学部博士課程指導教授 (外科学、移植免疫学、東洋医学)。2013年イグノーベル医学賞受賞 (脳と免疫)。現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。漢方JP主催者。

新見正則の生き方論は以下の書籍も参考にしてください。
しあわせの見つけ方 予測不能な時代を生きる愛しき娘に贈る書簡32通(新興医学出版社)
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