がんの例え話「雑草と土壌」3

僕は最近、がんは雑草、そして体質を土壌と喩えています。雑草の種が他から侵入しないように厳重に監視するには限界があります。そしてある程度の年齢になるとがん細胞は毎日数千個が発生していると言われています。数千個の数え方の真偽は不明なのですが、概念としてがん細胞は常時発生して、それを体の免疫力が退治しているというストーリーです。そして免疫力を土壌に喩えるとわかりやすいのです。免疫力があれば、常時発生しているがんを発芽する前に退治し、大病(大きな雑草)になることを防ぐことができます。

がん検診は雑草が生えたら早急に見つける作戦です。雑草がたくさん生える前に、大きくなる前に、雑草を摘めば、健康を維持できるという考え方です。しかし、種は毎日周囲から飛来してくるのです。まず行うべきことは、雑草の種が飛来しても、芽を出さない土壌を日頃から作る努力をすることです。がん検診を否定はしませんが、それよりも大切なことは雑草が芽を出し、発育しない努力をすることです。

適度な運動(まず散歩がお勧め)、適度な日光浴、バランスの良い食事、適度な睡眠、そしてストレスを減らす生活を心がけて下さい。そして生薬フアイアの内服も有効です。生薬フアイアは健康な土壌を作るために有効ですから何歳から内服しても問題ありません。免疫力が低下し始める50歳以降は特にお勧めです。

患者さんから「いつまでフアイアは飲むのですか?」と質問されると、「ピンピンコロリを目指して、お迎えがくるまで飲んで下さい」とお話しています。僕も家内も毎日3グラム内服しています。生薬フアイアは健康保険が効かないので経済毒性があります。ですからずっと内服できる量を飲むことが大切です。がんの再発防止には3グラム、がんとの共存には6グラム以上がお勧めと経験的に判明しています。ですが、健康維持には何グラムが必要かはまだ僕も解っていません。

フアイアは免疫力の維持、低下の防止に役に立ちます。僕たちは将来的に生薬フアイアが健康保険の適用になるように努力をしています。しかし、健康保険は予防接種や人間ドックなどを含めて予防医療には現状でも適用されていません。ですから、将来に亘って、もしもフアイアががんに保険適用されても、健康維持のための使用は保険適用外になります。自分の健康維持にはある程度の経済的負担は覚悟してください。

生薬フアイアは肝臓がん手術後の1000人の患者さんを集めて、くじ引きで内服群と非内服群に分けて、生存率を目標にして勝ち抜きました。だからこそ、超一流英文誌「GUT」に掲載されました。この結果は保険適用とされている西洋剤にも劣らない結果です。将来的に生薬フアイアが保険適用になる努力をするために日本フアイア研究会が設立されています。

また、雑草が生えても実は共存すれば問題はありません。雑草ばかりになると超困るのですが、ある程度の雑草は実は許容範囲です。がんが見つかってガッカリしている患者さん、そしてがんが遠隔転移して失意に暮れている患者さんもたくさん僕の診療を受けて、生薬フアイアを内服しています。がんの有無を白黒で判断するよりも、白から黒までのグラディエーションがあって、命に関わらない程度の共存を受け入れると決めると、気持ちが楽になります。標準治療で雑草を抜いた後でも遅くはありません。生薬フアイアで土壌改良を行って、そして雑草がまた生えないようにしましょう。また、標準治療では雑草が消えない場合も、また再度雑草が生えても、生薬フアイアで雑草と共存している患者さんも多数います。希望を持ってください。応援しています。

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まずフアイアを試したいときには

執筆者略歴 新見正則

新見正則医院院長。1985年慶應義塾大学医学部卒業。98年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得 (Doctor of Philosophy)。外科医 x サイエンティスト x 漢方医としてレアな存在で活躍中。2020年まで帝京大学医学部博士課程指導教授 (外科学、移植免疫学、東洋医学)。2013年イグノーベル医学賞受賞 (脳と免疫)。現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。漢方JP主催者。

新見正則の生き方論は以下の書籍も参考にしてください。
しあわせの見つけ方 予測不能な時代を生きる愛しき娘に贈る書簡32通(新興医学出版社)
新見正則オフィシャルサイトはこちら

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