不成功症例4:重度の更年期障害/50代/女性

※当院の「成功例」の定義は以下です。
〇がんとの併存では、主治医が告げた予後の3倍以上生存する。
〇がんの再発防止では、再発しない。
〇難症では、1年後に通院不要になる。

上記以外を「不成功例」とします。

今回のケースです。

〇経過 40歳過ぎから重度の更年期障害でいろいろな医療機関で治療を受けるもまったく軽快せず。「かかりつけ医、大学病院、基幹病院などでの加療でもまったく楽にならない、むしろ悪化している」と悲痛な症状で訴える。そこで当院に毎月来院されるようになる。

そしてフアイア+漢方薬+αで治療を行う。漢方薬は加味逍遥散、加味帰脾湯、黄連解毒湯、香蘇散などを使用した。いろいろな話をするようになり、私は原因はご主人ではないかと直感で思い、「ご主人が死んだら楽になりませんか? 一緒に、ご主人が亡くなることをお祈りしましょう!」と言うと、涙ながらに「その通りです・・・・」と、いろいろな会話が始まるように。

その後、結局はご主人の稼いでいるお金で平温に暮らせていることがわかり、「あんな主人ですが、感謝しながら生きていきます」と語られるまでに。その後は、徐々に回復。1年では治らず、1年半は毎日フアイアを飲み、その後は不調が強い時だけ服用。そして現在はほぼ電話連絡はなし。まれに元気だとのメールが届きます。

〇結果 ほぼ軽快するも1年半を要す (1年以内に治らなかったので不成功症例です)

〇投薬  フアイア顆粒+α x1/日
〇副作用 なし
〇薬代  3万3000円/月 x18ヶ月
〇診察料 初診1万3200円+再診6600円x10+電話診療(10分以内)無料=7万9200円

〇コメント 私は結構危険な球を投げます。今回も「ご主人が死ねば・・・」といったものです。医師と患者さんに信頼関係が生まれればできることです。フアイアが効いたのか、そんな私との交流で良くなったのかはわかりませんが、ご本人はフアイアのお陰といまでも言ってくれます。たしかに、調子が悪くなると頓服でフアイアを飲んで楽になっています。フアイアは不思議な薬です。

●内部リンク(当ブログで参考になる他の記事)

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