症例(経過観察中):肺がん(非小細胞がん)ステージ1 /50代/男性

当院では8割以上の患者さんが当院基準の成功例に入ります。
●当院の「成功例」の定義は以下です。
〇がんとの併存では、主治医が告げた予後の3倍以上生存する。
〇がんの再発防止では、再発しない。
〇難症では、1年後に通院不要になる。
●上記以外を「不成功例」とします。

〇余命予測 なし
〇経過  たまたま他の病気を疑われ撮った胸部CTで右肺上葉に1cm大の肺がんが見つかる。胸腔鏡手術で腫瘍を摘出した。リンパ節転移もなく、その後の抗がん剤治療とフアイア顆粒内服を1年行い、1年後からはフアイア顆粒のみの内服で経過観察中。
〇結果  4年後の現在も再発なし。
〇投薬  フアイア顆粒+α x1/日
〇副作用 なし
〇薬代  3万3000円/月
〇診察料 初診、再診を含めて電話診療(10分以内)にて無料
〇コメント
病理検査の結果は肺腺癌でした。がん細胞に遺伝子異常はなく、表面にPD-L1を発現しているがん細胞は僅かでした。殺細胞性抗がん剤の使用(テガフール・ウラシル配合剤)を勧められ1年間内服しました。並行してフアイア顆粒を開始、1年後はフアイア顆粒のみで経過観察となりました。
非小細胞がんで腫瘍に遺伝子異常があれば、分子標的薬の適用になります。また表面にPD-L1を発現している腫瘍細胞が多ければ、免疫チェックポイント阻害剤の適用になります。この症例はどちらにも該当せず、殺細胞性抗がん剤の使用が選択肢になりました。

●内部リンク(当ブログで参考になる他の記事)

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