成功例:大腸がん+多発肝転移 /50代/男性

当院では8割以上の患者さんが当院基準の成功例に入ります。
●当院の「成功例」の定義は以下です。
〇がんとの併存では、主治医が告げた予後の3倍以上生存する。
〇がんの再発防止では、再発しない。
〇難症では、1年後に通院不要になる。
●上記以外を「不成功例」とします。

〇余命予測 6ヶ月
〇経過  倦怠感で病院受診。超音波検査とCT検査にて多発肝腫瘍あり。血液検査にてCEA高値のため、内視鏡検査を施行し、S状結腸がんが発見される。ステージ4にて、大腸がんの手術は行わずに、FOLFOX+アバスチン治療を開始。主治医の了解のもと、フアイアの内服を並行して始める。

〇結果  2年後の現在も元気。
〇投薬  フアイア顆粒1包+α x2〜6/日
〇副作用 なし
〇薬代  6万6000円/月〜19万8000円/月
〇診察料 すべて電話診療(10分以内)にて無料
〇コメント
大腸がんの多発肝転移は原発巣を切除して抗がん剤治療を施行しても、原発巣を残して抗がん剤治療を行っても、予後に差がないとの臨床試験が登場し、腸閉塞などを生じていなければ敢えて免疫力を下げる外科治療は行わない選択肢が増えています。そしてFOLFOX+アバスチン治療が行われました。FOLFOX治療は殺細胞性抗がん剤のフルオロウラシルとその効果を高めるフォリン酸にオキサリプラチンを加えた3剤の治療です。そこに血管内皮増殖因子(VEGF)へのモノクローナル抗体であるアバスチン(一般名ベバシズマブ)を併用する治療です。

患者さんは免疫力を少しでもアップしたく、フアイア顆粒の内服を並行して始めました。最初は1日2包を内服していましたが、その後6包に増量しました。そして主治医の予後予想の3倍以上生存しています。

●内部リンク(当ブログで参考になる他の記事)

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