膵臓がんに漢方薬や生薬は?

膵臓がんなんですね。治療は進歩しました。

私が医師になった当時、約40年前は、膵臓がんは不治の病でした。手術後の死亡率も高く、無事に手術が終了することが最大の関門でした。当時の抗がん剤はほぼ無効で、手術治療のみが一分の望みを繋ぐ手段でした。そして拡大手術が行われ、上腸間膜動脈の再建や門脈再建なども行いました。私が血管も扱える外科医(血管外科の専門医)であったために、大きな手術には必ず呼ばれました。そして手術中に膵臓に放射線治療を行うということも実験的に行われました。そして手術のみで5年生存する患者さんがボツボツと登場する時代でした。膵臓がん治療の幕開けの時代だったのです。

そして手術死亡は麻酔の進歩や手術手技の改良で激減しました。膵臓の手術も安全に行われるようになったのです。そして21世紀になり抗がん剤が進歩し、拡大手術で予後の改善を期待するよりも、手術は適切な範囲のみを行い、手術後または手術前の抗がん剤投与で予後が改善することが解ってきました。手術と抗がん剤は膵臓がん治療の両輪になりました。

そして膵臓がんは不治の病から、長生きできる可能性があるがんになりました。

膵臓がんは今でも難治

しかし、他のがん治療も膵臓がんと同じように進歩していますから、乳がん、胃がん、大腸がん、前立腺がんなどと比較すると、膵臓がんは予後の悪いがんと今でも認識されています。そんな膵臓がんを根治するには、また共存して長く生き抜くには、免疫力をアップすることを可能な限り並行して行うことが大切です。

いろいろな治療を組み合わせましょう

手術が可能なら手術を行ってがんを肉眼的に取り切る努力をしましょう。しかし、手術できる範囲を越えてがんが広がっている場合(動脈に浸潤しているなど)や、すでに遠隔転移がある場合は、昔のように大きな手術をイチかバチか行うよりも、免疫力を温存して、抗がん剤を使用した方が長生きできるようになったのです。

膵臓がんの手術は他の手術と比べて侵襲が高く、手術時間も長くなるので、免疫力が相当低下するのです。免疫力の低下はがんの進行を早めます。抗がん剤が進歩した今日、イチかバチかの手術は敬遠される傾向にあります。ですから、手術ができないと言われてもガッカリしないでください。進歩した抗がん剤治療に期待しましょう。

そして、免疫力を上げる努力を積み重ねましょう。明らかな抗がんエビデンスがないことでも良さそうで、経済毒性(過度な費用負担)がないことは積み上げましょう。①散歩(適度な運動)、②日光浴、③バランスのよい食事(タンパク質を多く)、④適度な睡眠、⑤安心と希望(ストレスを減らす)などなどです。

明らかな抗がんエビデンスとは1000例規模のランダム化された大規模臨床試験です。ランダム化とはクジ引きのことで、1000例規模の大規模臨床試験を勝ち抜くと明らかな抗がんエビデンスがあるとされ、通常は保険収載されます。明らかな抗がんエビデンスがなくても経済毒性を含めた副作用がないものは加えましょう。

そして多成分系の薬剤である漢方薬や生薬が嫌いでなければ、生薬フアイアを是非とも治療に加えてください。

なんと生薬フアイアは明らかな抗がんエビデンスがあります。

生薬フアイアはなんと、1000例規模のランダム化された大規模臨床試験を勝ち抜いています。約1000例の肝臓がん手術後の患者さんをクジ引きでフアイアの内服群と内服しない群に分けて、生存率で内服群は非内服群を96週後に約14%も上まわりました。この結果は超一流英文誌「GUT」に掲載されました。

肝臓がんの結果ですが、膵臓がんと同じように難治のがんに分類される肝臓がんで有効な生薬フアイアは膵臓がんにも有効だと推論が可能です。そして実際に新見正則医院では多くの膵臓がんの患者さんが生薬フアイアを治療に加えて、主治医が予想した予後よりも相当長生きしています。

どんな治療にも併用可能です。

フアイアは生薬ですから漢方薬と同じく多成分系の薬剤です。残念ながら、フアイア以外の生薬や漢方薬には明らかな抗がんエビデンスを有するものはありません。そして単一成分由来の西洋薬とは異なり、フアイアにはいろいろと不思議なことが起こります。フアイアはオプジーボなどの免疫チェックポイント阻害剤と同じように免疫力をアップさせますが、オプジーボなどとは異なり免疫が上がりすぎて起こる副作用を生じません。

その理由は多成分系の解析技術が未だに発展途上である現在、まだまだ解明されていません。ただただ、生薬フアイアを他の治療に加えると、または単独で使用しても、有効性を体感できることが多いという事実が多数存在します。そんな多成分系で、かつ明らかな抗がんエビデンスがあるフアイアを是非とも治療の選択枝に加えてください。

新見正則医院にご連絡ください。

フアイアは1000例規模のランダム化された大規模臨床試験を勝ち抜きましたが、保険収載されていません。少々経済毒性があります。しかし経済毒性以外は副作用はなく(まれに起こる下痢のみ)、またどの治療とも併用可能なため、機会損失(他の治療が行えない)もありません。

フアイアのお試し希望の方は以下を参考にして下さい。1ヶ月分30包が3万3000円(税込、送料無料)です。電話対応の場合は、初診料は不要です。

内部リンク

まずフアイアを試したいときには
がんの例え話「雑草と土壌」
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執筆者略歴 新見正則

新見正則医院院長。1985年慶應義塾大学医学部卒業。98年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得 (Doctor of Philosophy)。外科医 x サイエンティスト x 漢方医としてレアな存在で活躍中。2020年まで帝京大学医学部博士課程指導教授 (外科学、移植免疫学、東洋医学)。2013年イグノーベル医学賞受賞 (脳と免疫)。現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。漢方JP主宰者。
新見正則の生き方論は以下の書籍も参考にしてください。
「しあわせの見つけ方 予測不能な時代を生きる愛しき娘に贈る書簡32通」
新見正則オフィシャルサイトはこちら

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