未病の段階から加療を
漢方には未病という概念があります。
病気が本性を現す前に、病が水面下にある間に退治しようという考え方です。
これは漢方しかない時代は当然の対処でした。現代医学のように、本当の病が生じてからでも対応できる時代ではなかったのです。実際に明治初期の平均余命は現在の約半分でした。西洋医学的治療の進歩に合わせて、平均余命は明治初期の倍になりました。女性は88歳以上、男性は80歳以上です。
西洋医学の進歩は素晴らしいのですが、漢方的考え方も棄てがたいのです。病が表面に現れる前に、未病の段階で退治することを心がけましょう。しかしながら保険医療では予防医療は行えません。
自費診療のクリニックだからこそ、未病に対応できるのです。いろいろなお話ができるのです。 そして、当院には免疫を中庸に保つ生薬があります。その生薬を日頃から内服すると未病の段階で病を退治できると考えています。僕も毎日、その生薬を内服しています。