健康維持について(がん、感染症、認知症の予防に)

ピンピンコロリをめざそう

平均余命は早晩100歳になると思われています。しかし、健康寿命はそこまで長くはないのです。

多くの方がピンピンコロリを願っています。健康維持が大切です。僕は50歳まで金槌でした。それまでは運動の本質を知らずに患者さんに適当に運動を進めていました。

50歳から水泳を始め、1年後にオリンピックの距離のトライアスロンを完走し、2年後には最長のトライアスロンである佐渡タイプA(スイム3.8km、自転車190km、フルマラソン42km)を14時間18分で完走しました。

そんな極限の運動を完遂して解ったことは、運動のやり過ぎは体に悪いということです。しかし、精神的達成感は代えがたいのです。僕の人生であの14時間の経験は人生のステップアップに繋がりました。

人生を俯瞰してみると、ある時期、体に悪いことも人生全体から見るとプラスとなることも多々あります。総合的に人生を見ることが必要です。

また。オペラ椿姫を聴くことで免疫制御細胞が誘導される(マウスで)という研究でイグノーベル医学賞受賞を2013年に受賞しました。大脳が免疫系に影響を与えるという経験知(病は気から)を証明したのです。

健康維持のヒントは、それぞれの人の人生を観ることに繋がります。すべて良いことばかりを勧めても面白い人生は歩めません。充実した人生にはなりません。

僕たちはいずれ天国に逝きます。その瞬間、それぞれが「自分の人生は幸せだった」と思えるお手伝いをしたいのです。心と体の健康維持を目指して、皆様のすばらしい人生の応援をしたいと常日頃思っています。

筋肉量は大切です。 筋肉量が減少すると腰痛や膝痛を引き起こします。体は骨で支えられているのではなく、実は筋肉で支えられています。加齢を感じる前に、また加齢を感じたら適度な運動は必須です。特別な運動を行っていない方はまず散歩を行いましょう。ジムに行けるなら筋肉トレーニングのマシンを積極的に活用しましょう。ヨガや太極拳なども有益です。

そして良質なタンパク質を大量に摂取しましょう。動脈硬化症を恐れてタンパク質を控える必要はありません。動脈硬化症は加齢で生じます。病的な動脈硬化症がある方は主治医とご相談ください。ある程度の動脈硬化を恐れて、筋力が低下し、腰痛や膝痛で動けなくなっては本末転倒です。

日光浴は行ってください。太陽から得られるビタミンD類は大切です。ビタミンDだけならサプリメントでも補えそうですが、太陽から得られるビタミンDを含めたいろいろなものが大切なのです。紫外線を過度に恐れずに、適度な日光浴を楽しんで下さい。

そして免疫力を上げる努力をしてください。免疫力を明らかに上げる生薬フアイアはお勧めです。50歳からは免疫力が低下します。ですから政府も帯状疱疹のワクチンの接種を50歳以上に勧めています。免疫力が下がると毎日数千個発生していると言われているがん細胞の芽を退治できなくなります。そしてがんが発症します。認知症の進行防止にも免疫力は大切です。アミロイドβなどの認知症の原因と思われているものを排除する働きが免疫にあるからです。

明らかなエビデンスがある生薬フアイアと、明らかなエビデンスがなくても経験的に良いとされていること(これを私は些細なことと呼んでいます)、を積み重ねてピンピンコロリを目指しましょう。ピンピンは長生きです。そしてお世話になる時間が短くなるようにコロリと旅立ちましょう。

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