不成功例:大腸がん+肝転移/70代/男性

当院では8割以上の患者さんが当院基準の成功例に入ります。
●当院の「成功例」の定義は以下です。
〇がんとの併存では、主治医が告げた予後の3倍以上生存する。
〇がんの再発防止では、再発しない。
〇難症では、1年後に通院不要になる。
●上記以外を「不成功例」とします。

〇余命予測 1ヶ月

〇経過  大腸がんの治療で大きな病院に入院していた。腫瘍内科医の指示に従い、エビデンスがある治療(標準治療?)を施行されていた。その後、肝転移が見つかった。以前よりフアイアに興味があり、西洋薬剤との併用を主治医に懇願するも、常に却下されていた。そして、肝転移も多発し、「治療はなくなった。予後は1ヶ月。」と言われ緩和医療を勧められた。この後に及んでも腫瘍内科の主治医はフアイアの併用を許可しなかった。そして、秘密で内服を始めた。この時期には水がやっと飲める程度であった。主治医に内緒で、可能ならフアイアの粉を内服、無理ならフアイアを溶かした清涼飲料水をチビチビ内服していた。家族や本人はフアイアで大分体調が良くなったという感想だったが、1ヶ月後に永眠された。

〇結果  1ヶ月後に永眠

〇投薬  フアイア顆粒1包+α x1/日

〇副作用 なし

〇薬代  3万3000円/月

〇診察料 すべて電話診療(10分以内)にて無料

〇コメント
腫瘍内科の主治医にご家族は相当の不満と不信を抱いています。エビデンスがある治療と謳いながら結局は予想よりも早く永眠されました。「最後に治療がなくなるのなら、何故もっと早くからフアイアの内服を許可しなかったんだ!」という無念の思いだそうです。最近は「生薬や漢方薬に理解がない主治医のときは、内緒で飲みなさい。」と告げています。がん治療はピースの組合せで効果が増します。エビデンス至上主義者はエビデンスがあるものが是で、ないものは否という立場です。馬鹿げたことです。エビデンスがあることをまず候補に挙げることは当然でしょう。しかし、エビデンスがないことでも自分の経験から患者さんの為になることは勧めるべきでしょう。そして患者さんが希望した治療は併用すべきでしょう。それを否定する確かな根拠があれば、それもOKです。しかし、確かな根拠もなしに、頭から否定する腫瘍内科医の傲慢さが不幸の始まりだったとご家族は語りました。フアイアには西洋医学的治療の機会損失も副作用もありません。経済毒性があるだけです。経済毒性を納得できれば、西洋医学的治療との併用を否定する根拠がまったく不明です。
医療に実は正解はなかなかありません。ましてや否定することには相当のエネルギー(証拠)が必要です。大した知識もなく患者さんやご家族の希望を頭から否定するエビデンス至上主義の腫瘍内科医は主治医としては最悪です。バランスのよい(頭が本当に良い)腫瘍内科医が主治医となることが、治療成功の最初の第一歩です。そして悔いが残らないための必要条件でもあります。

●内部リンク(当ブログで参考になる他の記事)

大腸のがんに漢方薬や生薬は?

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