糖尿病にフアイアは有効か?

糖尿病は血糖を下げる唯一のホルモンであるインスリンの相対的または絶対的不足によって生じる病態です。フアイアを含めた生薬にインスリンそのものの作用もなく、インスリンの分泌を促す働きもありません。生薬の足し算が漢方薬ですから、どの生薬にもどの漢方薬にも糖尿病を根本的に治す働きはありません。

糖尿病の3大合併症は糖尿病性神経障害、糖尿病性網膜障害、そして糖尿病性腎症です。この3大合併症を治す働きも基本的には生薬や漢方薬にはありません。糖尿病になると免疫力が低下します。糖尿病患者さんにはがんの発生率が高く、アミロイドβが溜まりやすく認知症になりやすいのです。そして感染症になり易いことも経験的に知られています。

そんな免疫力の低下にはフアイアは有効です。生薬フアイアは1000例規模の肝臓がん手術後の患者さんと対象にしたランダム化大規模臨床試験を生存率で勝ち抜きました。肝臓がんが再発しにくい体質を誘導したことが臨床的に証明されました。この明らかな抗がん作用は免疫力の向上によるものです。

免疫力が向上すると感染症に罹りにくくなり、発がんの頻度も減り、また脳内のアミロイドβの沈着を防止します。つまり糖尿病で低下して発症しやすくなる感染症、がん、認知症の発症防止に役立つと推論できます。

糖尿病の治療は最後はインスリンを体外から補うことですが、インスリンの必要量を補充しても免疫力は完全には回復しないのです。ですから、糖尿病の患者さんで追加の治療を望まれる方には、フアイアの併用をお勧めしています。

漢方薬などの補完代替医療の問題点は、機会損失と副作用、そして経済毒性です。機会損失とは補完代替医療を行うことで西洋医学的な標準治療を受ける機会を失うことを言います。しかし、フアイアは西洋薬を含めた他の薬剤の作用を邪魔することなく、また他の薬剤によってフアイアの効果が邪魔されることもありません。標準治療と併用が可能なのです。ですから機会損失のリスクはまったくありません。

次に副作用ですが、フアイアの副作用は大量使用時の下痢のみです。ある程度の下痢は漢方薬や生薬の効果を高めますので、副作用と言うよりは副反応と理解した方がいいでしょう。フアイアの唯一の問題点は経済毒性です。残念ながら本邦ではフアイアは現状では保険適用されていません。13グラムの内服がお勧めですので、11100円の経済負担となります。健康にある程度の支出を惜しまない方にとっては高額ではありませんが、日本の医療が基本的に空気のようなイメージで、ほぼ無料で提供されている現状では、1100円も経済毒性となります。

そんな経済毒性を納得して、健康の為にある程度の出費を覚悟できる方には絶対的にお勧めの生薬がフアイアです。詳細なご相談は新見正則医院宛てにご連絡ください。短い時間の電話相談は無料です。

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