目次
- 1 健康維持/老化防止/不老長寿がご希望なんですね。安心してください
- 2 健康維持/老化防止/不老長寿は夢ではありません。
- 3 ホルモン・神経・免疫が大切です。
- 4 骨と筋肉と血管も大切です。
- 5 大脳と免疫の繋がりを示す論文続々登場 (私のイグノーベル賞も)。
- 6 いろいろな方法を組み合わせましょう。
- 7 免疫力は加齢で低下します。
- 8 健康維持/老化防止/不老長寿にはがん予防を
- 9 なんと生薬フアイアには免疫力を上げる明らかなエビデンスがあります。
- 10 フアイアはどの治療とも併用が可能です。
- 11 もっとも大切なものは運です。
- 12 健康維持/老化防止/不老長寿には是非とも生薬フアイアの内服を
- 13 新見正則医院にご連絡ください。
- 14 内部リンク(当サイト内でご参考になる記事)
- 15 執筆者略歴 新見正則
健康維持/老化防止/不老長寿がご希望なんですね。安心してください
この時代、そして日本に生きていることが幸運です。現在の日本人の寿命は84.5歳です。中央アフリカ共和国、ナイジェリア、モザンビーク、ソマリアなどの平均寿命は60歳以下です。ロシアやインドの平均寿命は71歳前後です。日本は84.5歳になります。
明治時代の平均寿命は約40歳でした。明治24年から明治31年(1891年から1898年)の調査での平均寿命は、男性が42.8歳、女性が44.3歳とされています。今の約半分で40年も短いことになります。
いま日常で頻用されている漢方薬や生薬は江戸時代にはほぼ完成したとされています。つまり、漢方薬が成熟し、しかしまだ西洋医学が普及していない明治時代の平均寿命は40歳なのです。従来の漢方薬や生薬では健康維持/老化防止/不老長寿には限界があったと言えます。
この100年間に平均寿命が激増した理由にはいろいろな要因があります。病気を治す西洋医学的方法が進歩したことは確かですが、病気にならない原因を創り上げてきたことが大きいのです。
まず、医療の進歩で乳幼児死亡率が激減しました。明治時代は出生1000人のうち5歳までに100人が亡くなっていました。現在の乳幼児死亡率は1000人中2人以下です。これは医療の進歩によるものです。
また、明治の頃は、結核、梅毒、赤痢、コレラ、天然痘などの感染症で多くの命が失われましたが、現代ではワクチンの普及、抗生物質の登場、上下水道の完備、衛生教育の充実などで、感染症の発生率も減り、感染症の死亡率は激減しました。
栄養状態も改善されています。明治期のように栄養失調で亡くなることは基本的にありません。脚気は白米だけを食べることで生じますが、その原因がビタミンB1不足と判明しました。日露戦争では戦死者の半分以上が脚気によるものとも言われています。脚気はビタミンB1の補充で完治します。
労働や住環境が改善されたことも長寿に関係しています。昔は長時間労働で休日も少なく、本当に過酷な労働環境でした。また住居は断熱性にも乏しく、トイレが屋外ということもありました。本当にこの100年で様変わりしました。
健康維持/老化防止/不老長寿は夢ではありません。
第2次世界大戦後に平均寿命はやっと50歳を越えます。男性が50.1歳、女性が53.9歳になりました。2020年の平均寿命はなんと男性が81.6歳、女性が87.7歳です。
この調子で平均寿命が延びれば、いずれ90歳を越える日が来るでしょう。100歳を越える日も夢ではないでしょう。しかし、不老長寿は相当先と思われます。まずは、健康維持と老化防止を目標に日々を過ごしましょう。不老長寿に期待して、現在はピンピンコロリをめざしましょう。
徳川家康は不老長寿を目論んで、漢方薬を自分で調合し飲んでいたと伝えられています。そのひとつは八味地黄丸という漢方薬と海拘腎という生薬です。海拘腎はオットセイのペニスと睾丸で、男性ホルモン様物質が含まれているのです。海拘腎という生薬は現在ではなかなか手に入りません。現在は男性ホルモンの注射が普及しているので、八味地黄丸の内服に男性ホルモンの注射を行えば、徳川家康が健康維持/老化防止/不老長寿を願った作戦に近似します。
この100年間の漢方薬の進歩は、昔ながらの煎じ薬からエキス製剤への移行です。エキス製剤は内服、携行、保管が容易で、調剤の手間が不要です。いろいろな領域に漢方薬は頻用されていますが、漢方エキス製剤が健康維持/老化防止/不老長寿にどこまで有効性があるかは疑問です。
ホルモン・神経・免疫が大切です。
全身を主るシステム、体をコントロールするネットワークは、ホルモンと神経と免疫です。
ホルモンは血液の中を流れる葉書のイメージです。その葉書には宛先と指示が書かれています。ホルモンの働きで体は制御されています。ホルモンを出す細胞、受け取る細胞が解っています。
また神経は電話線のイメージです。電気の力で信号を送っています。運動や感覚を司るために末梢神経が必要です。また自律神経も電気の力で臓器の活動を正常に保っています。一方で大脳は神経細胞のネットワークで、大脳の神経細胞の数は200億個と言われていて、その電気信号はわれわれの知性・感情・運動・感覚・創造性などの高い次元の機能を担っています。消費電力が少ない高度なコンピューターと言えます。
解りにくいのは免疫です。これは疫(病気)を逃れるシステムです。ホルモンや神経は相当に解析されています。しかし、免疫はいろいろな細胞のネットワークで自分以外の外敵(非自己)を退治するシステムです。この概要は判明していますが、まだまだ進歩の途中です。100年後に今を顧みると、「21世紀が四半世紀を過ぎた頃の免疫学はこの程度だった」と回顧されると私は想像しています。
ホルモンと神経と免疫は相互に深く関係しています。ホルモンと神経と免疫のひとつの異常は、他の異常を導きます。そしてそれぞれを正常に保つと、不思議に他も正常化することが多いのです。
ホルモンと神経と免疫を正しく維持することが健康維持/老化防止/不老長寿には大切なのです。
骨と筋肉と血管も大切です。
骨は骨格です。骨が脆くなると姿勢を維持できません。筋肉は体を動かす道具です。十分な筋肉がないと自由に動くことができません。血管は栄養やホルモンを運ぶ道路です。血管が狭くなったり、閉塞すると酸素や栄養を運ぶことができずに不具合が生じます。
骨と筋肉と血管の維持には運動が必要です。怪我をしない範囲での運動が最良です。まずは散歩から始めましょう。また、良質のタンパク質を摂取するように心がけてください。骨の維持にはビタミンDが必須です。日光浴を行いましょう。紫外線が苦手な方にはビタミンDの内服がお勧めです。
骨と筋肉と血管の維持も健康維持/老化防止/不老長寿には大切なのです。
大脳と免疫の繋がりを示す論文続々登場 (私のイグノーベル賞も)。
実臨床を長くやっていると大脳が免疫と関係があると思えることが多々あります。大脳とは知性や感情・創造性を作り出している大切な器官ですが、免疫の調節にも重要だという臨床の経験知です。こころの不調で病気になる、つまり「病は気から」は本当だと言うことです。
そこで私は大脳と免疫の働きを調べたく、音楽や匂いなどが免疫に影響を及ぼすという仮説を立て、それを証明するためにマウスの心臓移植モデルを用いて、いろいろな実験を行いました。そのひとつの結果である「オペラ椿姫を聴かせると免疫力が上がる」という論文で私は2013年にイグノーベル賞を頂きました。大脳と免疫の関係を世の中に提示した成果と思っています。しかし、これはマウスの実験でした。
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最近、人間の実験で「仮想感染の神経的予測が免疫反応を引き起こす」という論文が超一流英文誌nature neuroscienceに出ました。私がマウスで実証したのと同じようなことが、人間でも確認されたことになります。大脳の予知力が免疫を活性化しているのです。
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風邪に罹ったかなと思ったときは、「治りますように」と念じると免疫力が上がることになります。希望的観測を持って、病に立ち向かうと実際に免疫力が上がると言うことです。
反対に免疫力が上がると、大脳へのアミロイドβの沈着を防ぎ、認知症の進行を防ぐという研究もあります。脳と免疫は相互に深く関係しているのです。
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ストレスは病気の原因になり、快復を遅らせ、また免疫力を低下させます。ストレスを減らす努力は大切ですが、ストレスをゼロにはできません。ストレスに強いこころと体を日頃から作る努力をしましょう。命に関わるストレスからは一目散に逃げ、耐えられそうなストレスなら、そのストレスを楽しむ心の余裕も必要です。ストレスを徐々に浴びているとだんだんと強くなるのです。そんな力をレジリエンスと呼びます。
睡眠は必要です。しかし、熟眠感は不要です。暗い、静かな部屋で横になればこころと体は休まります。熟眠感を求めすぎるとそれがストレスになります。健康維持/老化防止/不老長寿のための睡眠です。熟眠感を求めすぎてかえってこころの病気になることは避けましょう。ざっくりと寝てください。
いろいろな方法を組み合わせましょう。
ホルモンと神経と免疫、そして骨と筋肉と血管の機能維持が健康維持/老化防止/不老長寿には大切なのです。まず、以下を心がけましょう。
- 適度の散歩
- 適度の日光浴(日焼けを避けたい方はビタミンDの内服を)
- バランスよい食事(タンパク質を多めに、炭水化物を控えめに)
- 十分な睡眠(横になればOKです。寝落ちする必要はありません)
- ストレスの軽減、またはストレスに強い体を作る
です。 他にも経済毒性を含めて副作用がなく、御利益がありそうなものは積み重ねましょう。エビデンスが明らかでないことを私は「些細なこと」と呼んでいます。些細なことの積み重ねが、健康維持/老化防止/不老長寿には大切です。
免疫力は加齢で低下します。
政府は50歳以上に帯状疱疹ワクチンの接種を推奨しています。子供の頃に罹った水疱瘡ウイルスは神経根に潜んでいて、免疫力で抑え込まれています。免疫力が低下すると、その神経根にいる水疱瘡ウイルスが元気を取り戻して、神経沿いに増殖し、帯状疱疹という皮膚疾患を発症します。
また、がん細胞は50歳を越えると毎日数千個が発生していると思われています。そのがん細胞の芽を免疫力で退治しているのです。ですから加齢に伴って免疫力が低下すると、いろいろながんが発生しやすくなります。
その免疫力が50歳からは低下するので、健康維持/老化防止/不老長寿を目指すならば、是非とも免疫力の低下を防いでください。
健康維持/老化防止/不老長寿にはがん予防を
近い将来、一生涯で一度はがんと診断される人が全人口の1/2、がんで死亡する人が全人口の1/3になると予測されているのが日本です。免疫力は加齢で低下します。がんの罹患リスクは免疫の低下によって格段に上昇します。つまり健康維持/老化防止/不老長寿を進めると、必ずがんの障壁が立ちはだかります。がんの予防には免疫力を高めることが大切です。
なんと生薬フアイアには免疫力を上げる明らかなエビデンスがあります。
生薬フアイアはなんと、1000例規模のランダム化された大規模臨床試験を勝ち抜いています。約1000例の肝臓がん手術後の患者さんをクジ引きでフアイアの内服群と内服しない群に分けて、生存率で内服群は非内服群を96週後に約14%も上まわりました。この結果は超一流英文誌「GUT」に掲載されました。
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明らかに肝臓がんに対する免疫力を上げているので、他のがんに対する免疫力も上げていると推測できます。また感染症にも有効です。そして健康維持/老化防止/不老長寿にも当然に応用可能です。そして重篤な副作用は現在までまったく報告されていません。
フアイアはどの治療とも併用が可能です。
フアイアは生薬ですから漢方薬と同じく多成分系の薬剤です。生薬の足し算が漢方薬です。残念ながら、フアイア以外の生薬や漢方薬には明らかな抗がんエビデンスを有するものはありません。
そして単一成分由来の西洋薬とは異なり、フアイアにはいろいろと不思議なことが起こります。フアイアはオプジーボなどの免疫チェックポイント阻害剤と同じように免疫力をアップさせますが、それらとは異なり免疫が上がりすぎて起こる副作用(免疫関連有害事象)を生じません。そして、免疫が上がりすぎて生じる病気(自己免疫疾患やアレルギー性疾患など)にも生薬フアイアは有効なのです。免疫システムは無数のタンパク質それぞれに対して低下したり亢進したりします。免疫力を一方的にアップするのが免疫チェックポイント阻害剤です。免疫力を一方的にダウンさせるのがステロイドです。フアイアは免疫力が上がっている部分は下げ、下がっている部分は上げる、つまり免疫を中庸にすることができるのです。
その理由は多成分系の解析技術が未だに発展途上である現在、まだまだ解明されていません。ただただ、生薬フアイアを他の治療に加えると、または単独で使用しても、免疫力を基本的にアップし、また上がりすぎている時はダウンさせるということを体感できる事実が多数存在します。そんな多成分系で、かつ下がっている免疫力を明らかに上げるエビデンスがあるフアイアを是非とも健康維持/老化防止/不老長寿の選択肢に加えてください。
フアイアは、どの西洋薬剤、漢方薬、サプリメント、健康食品との併用も問題ありません。それらの効果の邪魔はせず、邪魔もされません。安心して併用してください。
もっとも大切なものは運です。
100%成功する治療法であれば、誰がそれを利用しても御利益に預かれます。しかし、現状の医療は効く人もいれば、効かない人もいるのです。効く人をターゲットできれば、その群に対しては100%有効となります。そんな差別化医療は未だ道半ばで、やっと遺伝子診断などで行われ始めました。そんな現状が今の医療です。ですから、もっとも大切なものは運なのです。自分が選んだ治療法の有効群に入ると思えることが大切です。
運の存在を理解できない医師を主治医に選ぶと不幸になります。抗がん剤治療などでは、たった5%の御利益のために、重篤な副作用を呈する抗がん剤治療を強く勧める腫瘍内科医が少なからず存在します。5%とは20人に1人です。たった20人に1人が御利益に預かる治療を選ぶかどうかは患者さんの人生観によります。20人中19人は、治療とは無関係に、良い結果にも、また悪い結果にもなるのです。
医療は100%の成功率を目指すべきであって、成功率が100%に届かないときに成功例に入るためには運が必要なのです。誰でも解る理屈です。
90歳以上、100歳以上の方をたくさん診療していると「運」が大切だと解ります。いろいろな健康維持/老化防止/不老長寿の努力を積み重ねても、90歳前に亡くなる人は少なくありません。一方で健康維持/老化防止/不老長寿の努力はまったく行わずに、良い意味でぼんやりと生きている人で、90歳以上の人生を謳歌する人もいます。タバコを吸っても、酒豪でも、野菜を食べなくても、肉ばかりを食しても、運動をしなくても、運が良ければ健康維持/老化防止/を達成できる人もいるのです。
皆様それぞれに運気を上げると思われる生き方があると思います。健康維持/老化防止/不老長寿に有益な、そして些細なことを積み重ねて、最後は運に任せましょう。
健康維持/老化防止/不老長寿には是非とも生薬フアイアの内服を
生薬フアイアは免疫を中庸にします。加齢に伴って低下する免疫力を基本的にアップさせます。そして上がりすぎた免疫力はダウンさせます。フアイアでは免疫反応が応答するタンパク質毎に免疫力を整えることが可能です。フアイアの内服はがんや感染症と自己免疫疾患の両方に、そして同時に効果的に働くことができます。これは一方的に免疫力を上げる免疫チェックポイント阻害剤や、すべての免疫力を下げるステロイドではできない芸当なのです。そして生薬フアイアには免疫チェックポイント阻害剤やステロイドで生じるような重篤な副作用はありません。不老長寿への道はまだまだ始まったばかりですが、健康維持/老化防止のためには、そして不老長寿を目指して、是非ともフアイアの内服を行ってください。
新見正則医院にご連絡ください。
健康維持/老化防止/不老長寿を目指すには、明らかにエビデンスがあることは優先的に選択肢に入れましょう。エビデンスがない些細なことでも副作用がなければ選択肢に入れましょう。そして運気が良くなるように振る舞いましょう。
フアイアは1000例規模のランダム化された大規模臨床試験を勝ち抜きましたが、保険収載されていません。少々経済毒性があります。しかし経済毒性以の副作用はなく(まれに起こる下痢のみ)、またどの治療とも併用可能なため、機会損失(他の治療が行えない)もありません。
フアイアのお試し希望の方は以下を参考にして下さい。1ヶ月分30包が3万3000円(税込、送料無料)です。遠隔診療(ビデオ通話または電話)の場合は、初診料は不要です。
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執筆者略歴 新見正則
新見正則医院院長。1985年慶應義塾大学医学部卒業。98年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得 (Doctor of Philosophy)。外科医 x サイエンティスト x 漢方医としてレアな存在で活躍中。2020年まで帝京大学医学部博士課程指導教授 (外科学、移植免疫学、東洋医学)。2013年イグノーベル医学賞受賞 (脳と免疫)。現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。漢方JP主宰者。
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