腫瘍内科

希少がんでは

希少がんでは

希少がんとは、新規に診断される症例の数が10万人あたり年間6例未満のがんです。
以下は国立がん研究センター中央病院のHPです。
国立がん研究センター中央病院

希少がんでは、頻度が高いがんのように大規模臨床試験ができません。患者さんの数が少ないからです。ですから希少がんの経験をある程度持っている医師や、世界中の論文から経験的に良さそうな治療方法を選び出し、それがガイドラインとされることが多いのです。大規模臨床試験を基に決められるガイドラインをEvidence Based Guideline(エビデンスに基づくガイドライン)と呼ばれます。一方で経験的なガイドラインは、Consensus Guideline (専門家の合意に基づくガイドライン)と呼ばれます。

当院も希少がんで闘病している方は多数います。Consensus Guidelineに基づく治療に当院の治療を併用しています。また、Consensus Guidelineでは打つ手がなくなった時は、当院の治療のみで希少がんと共存しているかたも少なくありません。

脳腫瘍、耳下腺腫瘍、舌癌、男性乳がん、乳腺葉状肉腫、悪性中皮腫、胸腺腫、小腸がん、GIST(消化管間質腫瘍)、膵神経内分泌腫瘍、副腎がん、精巣腫瘍、子宮肉腫、腹膜がん、後腹膜肉腫、皮膚がん、骨肉腫、白血病、悪性リンパ腫などの方が加療中です。

追記・2024.1.15 「希少がんと漢方薬」という記事をアップしました。そちらも併せてご参照ください。

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