腫瘍内科
頻度が高いがんでは
頻度が高いがんでは(大腸がん、胃がん、肺がん、膵臓がん、肝臓がん、前立腺がん、乳がん)
大腸がん、胃がん、肺がん、膵臓がん、肝臓がん、前立腺がん、乳がんは罹患(病気になる)頻度が高いがんです。ですから治療方法は臨床試験の結果から導き出されています。たくさんの患者さんを集めてクジ引きで(ランダム化して)行う臨床試験で勝ち抜いた治療が積み重ねられて標準治療となっています。標準治療は本邦では保険診療です。ですから「現在ある最良の治療」になります。将来のことは、近い将来を含めて含まれていません。また最良の中には経済毒性も含まれますので、高額となる自費診療は含まれていません。
当院の立ち位置は標準治療優先です。標準治療に当院の治療を併用することをお勧めしています。しかし、ご本人の強い希望で、標準治療を行わずに当院独自の生薬+漢方治療を希望される方も少なくありません。そんな時は、まず当院の治療だけでスタートします。そしていろいろとお話しをしていく中で、標準治療を行う人が増えます。
また、再発した場合も標準治療優先で、当院の治療を併用して対応していますが、標準治療で打つ手がないとき、標準治療が効かないときは、当院の治療単独でがんと共存しているかたも少なくありません。
標準治療は箱の中の当たり玉を増やすイメージです。残念ながら箱の中の玉をすべて当たり玉にすることはできません。最終的には当たり玉を引き当てるには「運」が必要なのです。当たり玉の数を増やす努力が必要です。僕はエビデンスがないものを些細なことと呼んでいます。でもそんな些細なことの積み重ねで箱の中の当たり玉の数が増えるのです。ぼくが勧めている些細なことで大切と思われることは以下です。
適度な散歩
適度な日光浴
バランス良い食事
適度な睡眠
そして安心と希望です。
当院は安心と希望を与えるクリニックです。