当院では8割以上の患者さんが当院基準の成功例に入ります。
●当院の「成功例」の定義は以下です。
〇がんとの併存では、主治医が告げた予後の3倍以上生存する。
〇がんの再発防止では、再発しない。
〇難症では、1年後に通院不要になる。
●上記以外を「不成功例」とします。
〇余命予測 1年
〇経過 2018年に卵巣がん、腹膜播種あり(ステージ3A期)にて子宮全摘・卵巣切除(腫瘍減量手術)施行。その後TC療養(タキソール+パラプラチン)+アバスチン施行。2020年に後腹膜リンパ節に複数の転移再発あり。PARP阻害剤(オラパリブ)投与。後腹膜リンパ節の大きさと個数は変化せず。そこで抗がん剤は終了し、フアイア顆粒開始。共存を目指す。
〇結果 4年後の現在もとっても元気。
〇投薬 フアイア顆粒+α x2/日
〇副作用 なし
〇薬代 6万6000円/月
〇診察料 初診料1万3200円、その後は電話診療(10分以内)にて無料
〇コメント
卵巣がんの転移巣と共存しているとは思えないほど元気です。旅行にも行けます。結婚式にも参加できます。がん患者さんには見えません。同居の家族がコロナに感染しても、ご本人は感染しませんでした。大学病院には定期的に通院し、CT検査や超音波検査を行っています。転移リンパ節の大きさは少々の増減がありますが、ほぼ不変で、うまく共存しています。主治医は不思議がっているそうです。散歩や日光浴は励行しています。食欲は十分あるので、肉類も友だちよりもたくさん食べているそうです。