健康・医療相談
④裁判関係のご相談(特別な場合のみ)
幸い約40年の医師人生を通じて、自分自身、または自分がトップとするチームで医療訴訟を抱えたことはありません。正しい医療を行ってきたことと、運が良かったことの結果だと思っています。
大手保険会社からの依頼で多数の裁判関係の書類にコメントしたことは現在でも良い経験になっています。
また、ある公益財団法人の理事長職を赤字解消の切り札として、三顧の礼で頼まれ、赤字の原因が解明間近になると、なんと突然解任され、そして1000万円以上の金額を民事裁判で要求されました。その裁判(東京地方裁判所管轄)は無事に当方の100%の勝利で和解しました。この裁判の場には全て当方の弁護士と一緒に参加し、何回も自分自身の正当性を主張しました。本当に良い経験になりました。
定年を過ぎて、そして外科の実臨床からも離れ、大学の組織からも縁遠くなり、今まで以上に忖度のない公平なコメントができる立場になりました。
世の中には本当に理不尽なことがあります。医療にも実は理不尽なことが日々生じています。裁判関係のご相談は基本的にはお断りしていますが、社会奉仕として、または医療の今後の発展にお役に立つ裁判であれば、しっかりと自分の意見を陳述したいと思っています。