目次
- 1 「抗がん剤は終わった!」/「緩和医療に行け!/「治療法がなくなった!」/と言われたんですね。でも安心してください! 希望を持って下さい。
- 2 エビデンス至上主義者の限界
- 3 緩和医療があると言われても
- 4 抗がん剤が終わったら、人生終わり?
- 5 「望みを捨てたくない、だから抗がん剤を継続」、それがドツボ
- 6 共存で生き抜けばOK
- 7 大脳と免疫、希望が免疫力を増す (私のイグノーベル賞も)。
- 8 クリエイティブな主治医、パラダイムシフトを受け入れる主治医を
- 9 「インチキ」と糾弾する前に、お前が工夫しろ!
- 10 冴えた抗がん剤を創薬してみては!
- 11 いろいろな方法を組み合わせましょう。
- 12 免疫力は加齢で低下します。
- 13 なんと生薬フアイアには免疫力を上げる明らかなエビデンスがあります。
- 14 フアイアはどの治療とも併用が、どの時期でも使用が可能です。
- 15 新見正則医院にご連絡ください。
- 16 内部リンク(当サイト内でご参考になる記事)
- 17 執筆者略歴 新見正則
「抗がん剤は終わった!」/「緩和医療に行け!/「治療法がなくなった!」/と言われたんですね。でも安心してください! 希望を持って下さい。
当院は、アメリカ臨床腫瘍学会のトップレベルのエビデンスを獲得した生薬フアイアを基本薬剤として投薬治療を行うクリニックです。重篤な副作用はいままでのところ報告されたこともなく、当院での経験もありません。稀に軽い下痢が生じる程度です。つまり毒ではない抗がん剤なのです。ですから、がんになりたくない人から、再発が心配な患者さん、そしていろいろながんのステージの患者さんが対象です。
そして、「抗がん剤は終わった!」/「緩和医療に行け!/「治療法がなくなった!」/と言われた患者さんもたくさん受診されています。そんな患者さんの中には、当院の生薬フアイアのみで加療する方も多く、そんな患者さんを拝見していると、生薬フアイアは本当に効いていると体感できます。
例えば以下です。
成功例:緩和病棟からの生還(腎臓がん+多発肺転移・がん性胸水/60代/男性)
もちろん、生薬フアイアは1000例規模のランダム化された大規模臨床試験を生存率で勝ち抜いた薬剤なので、免疫力を上げる効果があることは間違いないのですが、臨床試験を勝ち抜いても、実臨床での有効性を体感できない薬剤は多数存在します。
生薬フアイアは明らかに免疫力を上げ、そして副作用がほぼ存在しない魔法のような薬剤です。ですから、「抗がん剤は終わった!」/「緩和医療に行け!/「治療法がなくなった!」/と言われた患者さんにも使用可能なのです。
しかし、生薬フアイアは内服薬のみです。点滴がありませんので、水が飲めない方では利用できません。
また、当院は遠隔診療が可能ですから、わざわざ東京の飯田橋に来院される必要はありません。オンライン診療を行えば、その日に生薬フアイアは発送可能です。
エビデンス至上主義者の限界
エビデンス至上主義者はガイドラインに従って治療を行います。そしてエビデンスがないことを彼らは完全に否定します。アメリカ臨床腫瘍学会のトップレベルのエビデンスは1000例規模のランダム化された大規模臨床試験です。そんな臨床試験の結果からガイドラインは作成されます。そしてガイドラインに沿って彼らは治療を行います。治療の出だしはガイドラインで問題ありません。また、患者さんに副作用や不幸なことが起こってもガイドラインに遵守していれば、法的にも守られる可能性が高いのです。ガイドラインの多くには法的な場面での使用にはそぐわないとの記載が付されていますが、実は法的な場所でガイドラインは安全運転のマニアルのように扱われています。
ガイドライン至上主義者が主治医の場合、ガイドラインに載っていない状態になると、「治療の札」がなくなるのです。そして、抗がん剤は終了しましたと冷たく言われます。緩和医療を強く勧められます。
緩和医療があると言われても
緩和医療は第4のがん治療だと言い放つ医師もいます。がんの3大治療は外科治療、抗がん剤、そして放射線治療です。「抗がん剤が終了しても緩和医療があります」と豪語している腫瘍内科医は少なくありません。しかし、いまの緩和医療に残り時間の延長を期待できるのでしょうか。患者さんは希望を持ちたいのです。その延命の希望には現状の緩和医療は答えていないと思っています。
抗がん剤が終わったら、人生終わり?
現状のがん治療は、基本的に可能なら外科治療が選択され、外科治療の適応外でも抗がん剤や放射線治療は選択肢になります。外科治療と放射線治療は局所療法です。抗がん剤は内服でも点滴でも全身を回るので、全身療法です。ですから抗がん剤は外科治療の適応でもなく、放射線治療の適応からも外れた状態でも利用可能なのです。そんな最後の砦の抗がん剤が終わったら、人生は終わりと思っている人はすくなからず存在します。延命の希望がなくなるからです。
「望みを捨てたくない、だから抗がん剤を継続」、それがドツボ
延命の希望のために、一縷の望みを繋ぐために、「望みを捨てたくない、だから抗がん剤を継続して下さい」と懇願する患者さんもいれば、その求めに従って、効果がほぼほぼないと思われる抗がん剤を使用する医師もいます。それがドツボの始まりです。基本的に抗がん剤は毒です。効果が期待薄な抗がん剤を大量に長期に使用することは免疫力を低下させます。ですから、そんなドツボの選択肢を選ぶと、一気に病気が悪化することも多々あるのです。「抗がん剤は終わった!」/「緩和医療に行け!/「治療法がなくなった!」/と言われたら極力免疫力を下げない工夫を励行しましょう。
共存で生き抜けばOK
早期のがんや転移していないがんは外科的にも、放射線治療でも、また最近は抗がん剤単独でも体から葬り去ることが可能なことがあります。しかし、ある程度進行したがんは体に残るのです。免疫力はそんな体に残ったがんが大きくなることを防いでいるのです。そして加齢に伴って、いろいろながんは発生するのです。ですから、がんとは共存して生き抜くことを主眼に置くことが大切です。
大脳と免疫、希望が免疫力を増す (私のイグノーベル賞も)。
実臨床を長くやっていると大脳が免疫と関係があると思えることが多々あります。大脳とは知性や感情・創造性を作り出している大切な器官ですが、免疫の調節にも重要だという臨床の経験知です。こころの不調で病気になる、つまり「病は気から」は本当だと言うことです。
そこで私は大脳と免疫の働きを調べたく、音楽や匂いなどが免疫に影響を及ぼすという仮説を立て、それを証明するためにマウスの心臓移植モデルを用いて、いろいろな実験を行いました。そのひとつの結果である「オペラ椿姫を聴かせると免疫力が上がる」という論文で私は2013年にイグノーベル賞を頂きました。大脳と免疫の関係を世の中に提示した成果と思っています。しかし、これはマウスの実験でした。(論文PDF)
最近、人間の実験で「仮想感染の神経的予測が免疫反応を引き起こす」という論文が超一流英文誌Nature Neuroscienceに掲載されました。私がマウスで実証したのと同じようなことが、人間でも確認されたことになります。大脳の予知力が免疫を活性化しているのです。(論文PDF)
風邪に罹ったかなと思ったときは、「治りますように」と念じると免疫力が上がることになります。希望的観測を持って、病に立ち向かうと実際に免疫力が上がると言うことです。そこから推論できることは希望を持つと、がんと共存できる可能性が上がるということです。
また、免疫力が上がると、大脳へのアミロイドβの沈着を防ぎ、認知症の進行を防ぐという研究もあります。脳と免疫は相互に深く関係しているのです。(参照URL)
ストレスは病気の原因になり、快復を遅らせ、また免疫力を低下させます。ストレスを減らす努力は大切ですが、ストレスをゼロにはできません。ストレスに強いこころと体を日頃から作る努力をしましょう。命に関わるストレスからは一目散に逃げ、耐えられそうなストレスなら、そのストレスを楽しむ心の余裕も必要です。ストレスを徐々に浴びているとだんだんと強くなるのです。そんな力をレジリエンスと呼びます。
睡眠は必要です。しかし、熟眠感は不要です。暗い、静かな部屋で横になればこころと体は休まります。熟眠感を求めすぎるとそれがストレスになります。熟眠感を求めすぎてかえってこころの病気になることは避けましょう。ざっくりと寝てください。
クリエイティブな主治医、パラダイムシフトを受け入れる主治医を
主治医にはクリエイティブな人が理想です。エビデンス至上主義者は過去を大切にしている人です。自分で新しい何かを作り出そうとは思っていません。医療は工夫の連続で進歩するのです。ですからクリエイティブなことを日々行っている主治医であれば、ガイドラインで治療の札がなくなっても実臨床の経験から新しい札を提示できるのです。そんな新しい札の中に、今は非常識でも次の時代に常識になる治療が含まれることがあるのです。そんな劇的な変化をパラダイムシフトと称します。がん治療のパラダイムシフトのひとつは免疫のブレーキを外す薬剤である免疫チェックポイント阻害薬です。免疫力は上げることが可能で、そして多くのがんに免疫チェックポイント阻害薬は有効であることを実証し続けています。
「インチキ」と糾弾する前に、お前が工夫しろ!
腫瘍内科の何人かは、「保険診療は是で自由診療は悪」と懸命に謳っています。しかし、パラダイムシフトになる治療は、そもそも保険診療ではない状態から始まるのです。「インチキ」と糾弾する前に、お前が新しい治療を工夫しろ!と叱責したくなります。
冴えた抗がん剤を創薬してみては!
この40年で抗がん剤は進歩しました。僕が医師になった当時は抗がん剤は無効と思われていました。そして抗がん剤を含むがん治療の進歩でがんの生存率は向上しました。しかし、冴えた抗がん剤はありません(稀です)。冴えた抗がん剤とは、進行がんでも転移したがんでも退治できる薬剤です。それが開発されれば、早期発見・早期治療は不要になります。症状が出てからがん治療を行えばOKになります。
いろいろな方法を組み合わせましょう。
保険適用の抗がん剤の多くは「冴えない薬剤」です。「冴えた薬剤」とは、それだけで100%近い効果が得られるものです。現在の抗がん剤治療が冴えない治療だからこそ、いろいろな治療、いろいろな方法を組み合わせて、効果の増強を図りましょう。経済毒性がゼロに近いものは是非とも足し合わせましょう。
経済毒性がほぼゼロで僕がお勧めのものは以下です。可能な範囲で励行してください。
・適度の散歩
・適度の日光浴(日焼けを避けたい方はビタミンDの内服を)
・バランスよい食事(タンパク質を多めに、炭水化物を控えめに)
・十分な睡眠(横になればOKです。寝落ちする必要はありません)
・ストレスの軽減、またはストレスに強い体を作る
他にも経済毒性を含めて副作用がなく、御利益がありそうなものは積み重ねましょう。エビデンスが明らかでないことを私は「些細なこと」と呼んでいます。些細なことの積み重ねもがん治療には大切なのです。だからこそ、ガイドライン通りに治療を行っても結果には個人差が生じるのです。
免疫力は加齢で低下します。
政府は50歳以上に帯状疱疹ワクチンの接種を推奨しています。子供の頃に罹った水疱瘡ウイルスは神経根に潜んでいて、免疫力で抑え込まれています。免疫力が低下すると、その神経根にいる水疱瘡ウイルスが元気を取り戻して、神経沿いに増殖し、帯状疱疹という皮膚疾患を発症します。
また、がん細胞は50歳を越えると毎日数千個が発生していると考えられています。そのがん細胞の芽を免疫力で退治しているのです。ですから加齢に伴って免疫力が低下すると、いろいろながんが発生しやすくなります。
その免疫力が50歳からは低下するので、是非とも免疫力の低下を防いでください。
なんと生薬フアイアには免疫力を上げる明らかなエビデンスがあります。
生薬フアイアはなんと、1000例規模のランダム化された大規模臨床試験を、生存率をターゲットにして勝ち抜いています。約1000例の肝臓がん手術後の患者さんをクジ引きでフアイアの内服群と内服しない群に分けて、生存率で内服群は非内服群を96週後に約14%も上まわりました。この結果は超一流英文誌「GUT」に掲載されました。 (論文PDF)
明らかに肝臓がんに対する免疫力を上げているので、他のがんに対する免疫力も上げていると推論できます。また感染症にも有効です。そして重篤な副作用は現在までまったく報告されていません。
フアイアはどの治療とも併用が、どの時期でも使用が可能です。
フアイアは生薬ですから漢方薬と同じく多成分系の薬剤です。生薬の足し算が漢方薬です。残念ながら、フアイア以外の生薬や漢方薬には明らかな抗がんエビデンス(生存率をエンドポイントにして大規模臨床試験を勝ち抜くこと)を有するものは現在まで論文として報告されていません。
そして単一成分由来の西洋薬とは異なり、フアイアにはいろいろと不思議なことが起こります。フアイアはオプジーボなどの免疫チェックポイント阻害薬と同じように免疫力をアップさせますが、それらとは異なり免疫が上がりすぎて起こる副作用(免疫関連有害事象)を生じません。そして、免疫が上がりすぎて生じる病気(自己免疫疾患やアレルギー性疾患など)にも生薬フアイアは有効なのです。免疫システムは無数のタンパク質それぞれに対して低下したり亢進したりします。免疫力を一方的にアップするのが免疫チェックポイント阻害薬です。免疫力を一方的にダウンさせるのがステロイドです。フアイアは免疫力が上がっている部分は下げ、下がっている部分は上げる、つまり免疫を中庸にすることができるのです。
その理由は多成分系の解析技術が未だに発展途上である現在、まだまだ解明されていません。ただただ、生薬フアイアを他の治療に加えると、または単独で使用しても、免疫力を基本的にアップし、また上がりすぎている時はその部分のみをダウンさせるということを体感できる事実が多数存在します。そんな多成分系薬剤で免疫力を明らかに上げるエビデンスがあるフアイアを是非ともがん治療の選択肢に加えてください。
フアイアは、どの西洋薬剤、漢方薬、サプリメント、健康食品との併用も問題ありません。それらの効果の邪魔はせず、また邪魔もされません。安心して併用してください。
もっとも大切なものは運です。
ほぼ全ての患者さんに成功する治療法であれば、誰がそれを利用しても御利益に預かれます。しかし、現状の多くの医療は効く人もいれば、効かない人もいるのです。効く人をターゲットできれば、その群に対しては100%有効となります。そんな差別化医療は未だ道半ばで、やっと遺伝子診断などで行われ始めました。そんな現状が今の医療です。ですから、もっとも大切なものは運なのです。自分が選んだ治療法の有効群に入ると思えることが大切です。
運の存在を理解できない医師を主治医に選ぶと不幸になります。抗がん剤治療などでは、たった5%の御利益のために、重篤な副作用を呈する抗がん剤治療を強く勧める腫瘍内科医が少なからず存在します。5%とは20人に1人です。たった20人に1人が御利益に預かる治療を選ぶかどうかは患者さんの人生観によります。20人中19人は、治療とは無関係に、良い結果にも、また悪い結果にもなるのです。
医療は100%の成功率を目指すべきであって、成功率が100%に届かないときに成功例に入るためには運が必要なのです。誰でも解る理屈です。
90歳以上、100歳以上の方をたくさん診療していると「運」が大切だと解ります。いろいろな治療や努力を積み重ねても、90歳前に亡くなる人は少なくありません。一方ではまったく努力をせずに、良い意味でぼんやりと生きている人で、90歳以上の人生を謳歌する人もいます。タバコを吸っても、酒豪でも、野菜を食べなくても、肉ばかりを食しても、運動をしなくても、運が良ければがんとの共存を長期間に亘って達成できる人もいるのです。
皆様それぞれに運気を上げると思われる生き方があると思います。がんとの共存に有益な、そして些細なことを積み重ねて、最後は運に任せましょう。
新見正則医院にご連絡ください。
新見正則医院は、患者さんの選択肢を決して否定しません。ガイドライン以外の選択も尊重しています。安心してご相談ください。
がんとの共存を目指すには、明らかにエビデンスがあることは優先的に選択肢に入れましょう。エビデンスがない些細なことでも副作用がなければ選択肢に入れましょう。そして運気が良くなるように振る舞いましょう。
フアイアは1000例規模のランダム化された大規模臨床試験を勝ち抜きましたが、保険収載されていません。少々経済毒性があります。しかし経済毒性以の副作用はなく(まれに起こる下痢のみ)、またどの治療とも併用可能なため、機会損失(他の治療が行えない)もありません。
フアイアのお試し希望の方は以下を参考にして下さい。1ヶ月分30包が3万3000円(税込、送料無料)です。遠隔診療(ビデオ通話または電話)の場合は、初診料は不要です。
内部リンク(当サイト内でご参考になる記事)
執筆者略歴 新見正則
新見正則医院院長。1985年慶應義塾大学医学部卒業。98年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得 (Doctor of Philosophy)。外科医 x サイエンティスト x 漢方医としてレアな存在で活躍中。2020年まで帝京大学医学部博士課程指導教授 (外科学、移植免疫学、東洋医学)。2013年イグノーベル医学賞受賞 (脳と免疫)。現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。漢方JP主宰者。
新見正則の生き方論は以下の書籍も参考にしてください。
しあわせの見つけ方 予測不能な時代を生きる愛しき娘に贈る書簡32通(新興医学出版社)
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